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konohana blog

【精神】脳科学と心理学で発達障害を理解する ①

 

発達障害とは 

 仕事や人間関係で悩んでいる人に、発達障害が関わっている事が最近明らかになってきています

 

 2020年3月に発表されたアメリカ疾病予防管理センターの調査では、自閉症アスペクトラムは2000年から2016年の間に約3倍、ADHDは2003年から2016年の間までに約39%増加しているそうです

なぜ増加しているのかは、まだ明確に解明されておらず、研究が進んでいます

 

 日本では、全国的な調査は行われていませんが、約10人に1人が発達障害の可能性があるそうです

 幼少期に診断を受け治療やサポートを通して改善されますが、6割~8割がそのまま発達障害を抱え大人になり、大人の発達障害として表面化されています

 

 

*発達障害の3つの症状*

1.自閉症スペクトラム障害₍ASD₎

・対人関係やコミュニケーションが苦手

相手の言葉には反応出来るが、表情や目線からの意図を読み取る事が出来ず空気が読めないと言われる

 

・限定的で反復的な行動や興味

特定の物や行動へのこだわり反復的で機械的な動きがある

 

 

2.注意欠如多動性障害₍ADHD

・約束や物を忘れるなどの不注意、じっとしていられない、しゃべり続けるなどの多動が目立つ

 

一つのことに集中することが難しく、作業を最後までやり遂げることが苦手である

 

 

3.学習障害₍LD₎

・知能的な遅れは見られないが、読む、書く、計算することが苦手としている

 

※これらの3つの発達障害は、複雑に重なりあっていて症状が併発していることが多い

 

 

 

 発達障害は外からは分かりづらく、仕事に就くなどの生活や環境の変化などで表面化する事が多いです

 

 また、症状が常に出るのではなく、不安定に出現したり、相性の合う相手と接していれば症状が目立たなかったり、逆に相性が合わない相手とでは、強く症状が現れます

 

 発達障害は脳の発達の仕方が普通に発達している人と比べて少し異なっており、そのため得意なところと不得意なところが普通の人と比べ極端に出てしまい、社会生活を送るための機能が不十分であると脳分析で分かっています

脳の発達のかたよりが、発達障害の特性を作り出していると言えるそうです

 

 

 

こちらの本により詳しく載っていますので、是非読んでみて下さい