みのらぼ

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【精神】脳科学と心理学で発達障害を理解する ②

 

 

*こちらの投稿に発達障害についてかかれているので、ぜひ読んでみて下さい*

 

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自閉症スペクトラム障害₍ASD₎

有病率は約1~3%で、男子に多く、女子に比べ2~9倍多い

 

ASDの原因として、80%が遺伝と関わっているとの結果がある

 

 

*コミュニケーションの障害*

脳の内側前頭前野、偏桃体、小脳の体積が通常の人と比べて小さいため

・相手の反応、表情や視線などの非言語情報を読むことが苦手

・相手に共感することが難しかったり、空気を読めない行動を取ってしまうことがある

 

 

*行動のパターン*

独特な考えを持ったり、何度も同じ事を繰り返すことが見られる

こだわりが強く、こだわりを妨害してしまうとパニックを起こし、感情を爆発させてしまう

 

 

*特別な感覚*

聴覚が過敏なため、会話中に相手の会話だけではなく、本人と取り巻く周囲の音がすべて入ってくるため相手の会話が聞こえづらい

 

臭いを感じる脳の部分が通常の人とは異なり、嗅覚は通常の人と逆の反応を示す

 

 

*合併症*

ASDの人の88.5%の人は1つの発達障害₍ADHD・LD₎を併発している

 

 ASDをそのままにしておくと、他の発達障害の症状を進行させてしまい、集団生活や社会生活が困難になるため早期に受診し支援を受けることが大切である

 

 また、ASDは不安を感じる事が多く、不安障害や依存症も発症してしまうことがある

引きこもりや社会的な孤立にもつながりやすい

 

 

 

ASDに対する特効薬は存在しないため、自分の特性を理解して処世術を身につけることが大切である

・困ったら相談できる人や場所を見つける

・自分の特性を弱点と思わず、活かすように考える

 

 子供の頃は特性が強く出て社会生活に支障が出やすいが、年を重ねるに連れて自分の特性を自分の環境に合わせて調整することも出来るようになる

 

 

 

 

こちらの本に詳しく書かれているので、ぜひ読んでみて下さい