参考書籍:かんき出版 岩井俊憲著 人生が大きく変わる アドラー心理学入門
*過去にも投稿しているので是非ご覧ください*
アドラー心理学の5つの理論 ②人の行動には目的がある₍目的論₎
【人間の行動には、かならず目的がある】
アドラーは人が目的を持って行動するのは、
過去ではなく、未来に向けての意思が働いていると唱えています
取り戻せない過去に囚われるよりは、変えられる未来を思い描いてお互いに協力しながら目的に向かって行動していくことが大切であると捉えています
アドラー心理学の5つの理論 ③人は心も身体も結びついたたったひとつの存在₍全体論₎
【人の心の中に矛盾はない 理性・感情、心と身体はすべてつながったひとつのもの】
理性と感情、意識と無意識は繋がっている
人間は感情や理性、心や身体、意識など要素ごとに分割する事は出来ない存在であり、お互いを補っている
人の心に矛盾はないと唱えています
心と身体のどちらもあわせて考える事が全体論で捉えるという事
例)『わかってはいるけどやめられない』という言葉はやめられないのではなく、やめたくない
アドラー心理学の5つの理論 ④誰もが自分だけのメガネを通してものを見ている₍認知論₎
【人間は自分流の主観的な意味付けを通してしか物事を把握できない】
アドラーは
人は事実をありのままに客観的に把握することは不可能
外界の出来事について客観的に把握しているのではなく、
自分の受け取りたいように、自分の体験や好みに応じて主観的に意味付けをしていると捉えています
ある人のことを知ろうとするときは、その人に何が起きているかという事実よりも、その人が出来事をどのように受け止めているのかを考える
アドラー心理学の5つの理論 ⑤すべての行動には相手役がいる₍対人関係論₎
【人間のあらゆる行動は、相手役が存在する対人関係である】
人間関係はお互いに影響を与え合う関係の中で生きている
アドラーは
相手役は、他人である場合もあれば、自分自身である時もある
このように両者が問答を繰り返して問題は一定の結論に導かれる
また相手を理解したい時は
相手の考え₍思考₎よりも対人関係₍行動₎に注目するほうが、ごまかしなく理解することが出来る
と捉えています