参考書籍:かんき出版 岩井俊憲著 人生が大きく変わる アドラー心理学入門
アドラー心理学
アルフレッド・アドラーは1870年にオーストラリアの首都ウィーン市の郊外で生まれたユダヤ人です
医学部を卒業後、医師を経て、独自の個人心理学を生み出しました
これが今日のアドラー心理学と呼ばれています
第一次戦時中アドラーはとくに教育の分野に力を注ぎ、ウィーンに世界ではじめての児童相談所を設立し、実験的な学校の運営に貢献していました
アドラーの死後もアドラーの理論と実践法は弟子たちに引き継がれ、現在では精神医学や心理学、社会教育、学校教育、家庭教育など幅広い分野に浸透しています
日本でも2013年に発行され大ベストセラーになった
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』はアドラー心理学が題材となっています
アドラー心理学の5つの理論 ①人生は自分が主人公(自己決定性)
【置かれた環境をどうとらえ、どのように対応するのかそれを決めるのは自分自身 】
人が育っていく上で、遺伝などの身体面や環境の影響はあるが、最終的にその人の性格を決める要因はその人自身であるとアドラーは唱えています
人は困難に出会ったときに、よいか悪いか、正しいか間違っているかという判断をしてしまう
…
それをアドラー心理学では、自分と他者にとって建設的な方向か、または非建設的かと捉えています
この捉え方であると
・誰かを悪者扱いしたり、人のせいにすることがなくなる
・自分の決断に責任が持つことが出来る
※建設的…ある物事についてその良さを支持し、良いものへ変えていこうとすること