参考書籍:ニュートンムック 別冊Newton 心理学実践編
目標を細かく立てる
やる気を出すために非常に重要なことは、自分にとって意義のある目標を自分で決め、それに挑戦する事である
自分の行動を自分で決定する「自律」は、心理学において、やる気を構成する重要な要素である
*心理学者バンデューラが行った実験*
目標を細かく設定したグループAと、大まかな目標しか設定しなかったB グループ、目標を設定しなかったCグループでは、
細かく目標を設定したAグループが1番達成率が高かった
またBグループとCグループでは達成率はほぼ変わらなかった
【課題などを与える際は、何日間で何ページと指示するよりも、1日何ページずつ進めるように伝えると効果的である】
遠隔目標₍大きな目標₎を達成するためには、近接目標₍大きな目標を達成するために必要な小さな目標₎が大切である
目標を少しずつこなして行くことで達成体験を得る事が出来る
この達成体験が自分に自信を持つ事に大切な要素である
また自分の達成体験だけではなく、他者の成功を観察すること₍代理体験₎
も重要視されている
自分より上の立場の人よりも、同僚や友人のような同等の立場の代理体験をすることで、自己効力感の向上につながる
※自己肯定感…目標を達成するために必要な行動を、うまくやりとげることができると信じること
他者に目標を宣言する事はやる気を起こす事が出来そうであるが、それだけで満足してしまい、やる気を失ってしまう効果もある₍代償行為₎
不言実行がやる気を保つためには1番有効であるかもしれない